コラム
2026-08-09 20:00:00
なぜ私は神話を彫るのか
神話は、過去から現在へ語り継がれてきた物語です。
しかし、その物語を知識として受け取るだけでは、本来そこに込められていた意味や象徴は、少しずつ曖昧になってしまいます。
私は、神話を「過去の物語」としてではなく、「未来を見つめるための物語」として捉えています。
人は皆、未来へ向かって生きています。
けれど同時に、命を授かった瞬間から、限りある時間の中を歩き続けています。
その道の途中で、幸せを感じる日もあれば、不安や恐怖に立ち止まる日もあります。
だからこそ私は、タトゥーは単なる装飾ではなく、ときに人生の羅針盤になり得るものだと考えています。
神話には、人間が何千年もの間繰り返してきた恐れ、希望、そして守るべきものへの祈りが刻まれています。
私は、その物語を身体に刻むことで、限られた命を生きる人の支えとなる作品を残していきたい。
そう思い続けながら、神話を彫り続けていきます。
