身体(からだ)を彩るとは
刺青やtattooの歴史は深く未だ解明されていない事が沢山あります。
江戸時代から続く粋な刺青は同じ江戸時代の刑罰の為の入れ墨と戦後の任侠映画等からアンダーグランドかつタブーなイメージが強く持たれました。
一方、私のご先祖様アイヌらのように世界中で民族的かつ神秘性の高いものもあります。
ジャパニーズスタイルは古くからヨーロッパ諸国で位の高い人達にも人気がありました。
また20世紀末から現在にかけてはファッション性が高いものから本格的に芸術の粋に入ろうとしています。
近年では身体を欠損されていたり一生残る傷を負った方が身体(からだ)に綺麗な模様が入る事で時として生きる希望をも与えます。
五体満足でも身体(からだ)に模様が入る事で長年違和感を持って生きてきた方が本来の自分を取り戻し健やかなライフスタイルを送っています。
生きる為に刺青、tattooを必要とする方々がいるのは事実です。
20世紀は争いや競争、自己犠牲を良しとする時代でした。
21世紀は真逆になります。
まさに日本の和と言う言葉が輪になるようにお互いを尊敬し他者の個性を尊重する時代の到来です。
自分を大切にし愛する事によって初めて全てのもに役立てるよう生きる。
そのような天国に近い世紀になります。
一個人が身体(からだ)を彩るのは個性の一つです。
一人一人の個性は芸術でもあります。
和(輪)の国日本が21世紀らしい未来ある人間性の豊かな国になる事を信じ願いながら芸術とは何か人が身体(からだ)を彩るとは何かを日々追求しています。